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未来型スポーツ・健康科学研究推進体について

概要

我が国が抱える高額医療費、および、超高齢化社会の問題を解決するために、最先端の生命理工学、情報工学、機械工学、電気電子工学、材料工学、人間工学、および、スポーツ科学の連携により、人の運動に関する高性能プロファイリングなどのビックデータを構築・活用し、先端スポーツ用具開発、運動力強化システム、テーラーメイド型健康増進支援システムなどを開発・実用化することで、我が国のスポーツの発展や、運動による未来型健康維持管理社会を実現する。そのために、本学の生命科学、情報工学、機械工学、電気電子工学、材料工学、人間工学を専門とする教員による全学的横断組織に、スポーツ科学を専門とする学外の研究協力者を加えて、国際的研究拠点の形成基盤を構築する。

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目的・課題

(1) 人の運動に関する高性能プロファイリング

トレーニングの効果を、生命科学を駆使して得られる生体データをもとに、運動機能の向上が見られるまで待たなくても、その前に推測出来る手法を開発する。徹底した管理のもとで各種の運動機能計測や生体機能計測に関するデータをとりながら行われるアスリートのトレーニング情報に加え、生体内分子情報を最新の生命科学(オミックス解析)で調べ、それらの情報(ビックデータ)を蓄積する(アスリートバイオバンク)。

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(2) 健康増進のための次世代型トレーニング支援システムの開発

本研究開発で得るビッグデータをAI(人工知能(情報工学))で処理して関連付けることで、生命科学データから現在行っているトレーニングが将来運動機能にどのように影響するかを診断するアルゴリズムを開発する。そして、増進したい健康課題や高めたい運動機能を指定すれば、そのためのトレーニングプログラムを、その時点での生体データをもとに設計するアルゴリズムを開発する。さらに、そのプログラムを実行するための、先に開発したアルゴリズムが稼働しているサーバーと連携して適切な部位に適切な負荷をかけることが出来る運動力強化のトレーニング器具を開発する。

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(3) アスリートのための最先端スポーツ器具の開発

アスリートバイオバンクからの膨大なビッグデータをもとに、オリンピック選手やパラリンピック選手の運動や試合に最適な道具をデザインできるシステムを構築し、それらを最先端の工学技術を総動員して開発できる体制を構築する。
「運動効果の高性能プロファイリング法」を基盤に「次世代型トレーニング支援システム」や「最先端スポーツ器具」を開発することにより、高額医療費、および、超高齢化社会の問題に対処するための未来型の健康科学の実現を目指す。

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